ハチに刺された時の症状
ハチに刺されたときにあらわれる症状は、ハチの毒成分そのものによるものと、ハチの毒成分に体が反応するアレルギー反応の2つがあり局所だけの症状と全身にあらわれる症状の二つがあります。
局所だけの症状は刺されたところが腫れて痛みだします。ハチの種類にもよりますがスズメバチなど毒性の強いものだと1週間前後は腫れと痛みが続きます。
その後、かゆみと腫れのしこりと戦いながら徐々におさまっていきます。
全身症状としてはスズメバチに多いのですがアナフィラキシーショックが代表です。
以前に1度もしくは何度も刺されたことがある人はアレルギー反応が起こり、全身の痙攣、呼吸困難、発熱、おう吐、血圧の急激な低下によって最悪の場合、死に至ります。
また刺された事がない人でも、刺された数や毒の量が多かったたり、毒そのものの成分がとても強かったりすると一刺し目で全身症状が出る場合があります。
1度刺されてめまいや吐き気、動機などの全身症状が出た事がある人は2度目に刺された時はすぐに医療機関にかかりましょう。
実際にハチに刺されたときはどうすればいいの?
刺されないためには巣には近づかないのが一番ですが、万が一刺されてしまったら次の手順を参考にしてください。
1、刺されたら、身をかがめすぐにその場から離れる
2、刺された傷口を流水でよく洗い、患部を指でつまみ毒を絞り出すようにする。
(かっこいいですがマンガなどでお馴染の口で毒を吸うことはやってはいけません。口の中に傷があると毒が口から体内に吸収される事もあるからです。)
3、患部をアイシングし冷やす。腫れや痛みが抑えられます。
4、動悸がしたり呼吸が苦しくなるようであればアレルギーショップの可能性があるので迷わず救急車を呼ぶ。
5、局所的な症状のみであれば抗ヒスタミン軟膏もしくはステロイド軟膏を塗る。なければ皮膚科の病院で処方してもらえます。
ミツバチに刺されたらどうするの?
ミツバチは比較的おとなしいので人を刺すことはあまりないですが、1匹でもミツバチに刺された場合すぐ刺された場から離れる必要があります。
ミツバチは針で人を刺すとその針がとれてしまい、興奮物質が周りに広がりその興奮物質によって他のミツバチから攻撃される事があるからです。
上記の理由から安全な場所まで来たら、残った針を抜きとり、流水で数分間よく洗いながら毒を患部をつねるようにします。
ミツバチに刺されて死んでしまう事はまずありませんが、体質によって患部がはれ上がる人やかぶれてしまう人は病院に行って診てもらいましょう。